日本人に多いと言われている猫背。様々なことが原因で猫背になってしまうのですが、それをそのまま放置していると頭痛や目の疲れ、肩こり、手足のシビレ、腰痛など体の不調にも繋がります。しかし、一言で猫背と言っても人によってタイプは異なります。こちらでは、猫背のタイプについてご紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。

お腹猫背は、骨盤が本来の位置よりも前へと傾いていることで腰が反ってしまい、バランスをとろうと背中が丸まり頭は前に出ている状態です。

ハイヒールを履くことが多い女性に多く見られます。壁に背中をつけて立ったとき、壁と腰の隙間が手のひら1枚分以上離れ、後頭部が壁から離れている状態の方はお腹猫背タイプと言えるでしょう。このタイプの猫背は、お尻が下がっているため太ももとの境目が無くなり、後ろから見るとメリハリが無いように見られてしまいます。

腰猫背は、骨盤が本来の位置よりも後ろへと傾いてしまうことで腰が平らになってしまい、それに伴って背中も丸まり頭が前に出ている状態です。長時間パソコンを使用する方やガニ股の方などによく見られます。腰猫背の方は、腰部分の湾曲が少ないため、横から見ると姿勢が悪いようには見られません。

しかし、この姿勢は腰や背骨への負担が大きく腰痛の原因ともなってしまうので、自分で腰猫背タイプかどうかチェックすることが大切です。壁に背中をつけて立つと腰と背中の隙間が手のひら1枚分より少なく、後頭部が頭から離れてしまっている方は腰猫背タイプと言えます。

骨盤猫背は、足よりも前に骨盤が移動してしまい、前に移動した重心のバランスをとる様に背中が丸まって、頭が前に出てしまっている状態です。赤ちゃんを抱っこする機会の多い女性や筋肉が少なく痩せている女性に多く見られます。
このタイプの猫背の方は、お尻の筋肉やわき腹の筋肉も上手く使えていないことが多いため、お尻もバストも垂れやすくなっています。

また、骨盤猫背は膝が前に出てしまうため、膝を痛めてしまうこともあります。壁に背中をつけて立った時に、踵と背中は壁につくがお尻と後頭部は離れ、腰の部分に手のひら1枚分以上の隙間が開いている状態の方は骨盤猫背タイプと言えます。