急な頭痛に襲われてつらい思いをした経験のある方や、慢性的な頭痛でお悩みの方は多いと思います。また、軽い頭痛だからと言って、頭痛治療をせず放っておくと怖い症状も多くありますので注意が必要です。こちらでは、頭痛の種類についてご紹介します。

風邪・睡眠不足・二日酔いなど原因がすぐに分かる頭痛は、その原因の解消により自然と治ります。多くの人が発症しやすい頭痛です。

命に関わるような「くも膜下出血・脳腫瘍・副鼻腔炎」などによる病気が原因の頭痛があります。急激な激しい痛みを感じた場合は、すぐに病院へ行きましょう。

「頭痛持ち」と言われる人の多くがこの頭痛になります。原因となる病気はなく、慢性的に発症します。この頭痛には、大きく分けて以下のような種類の頭痛があります。

■ 片頭痛

片側だけ痛むこともあれば両側が痛むこともあります。ズキンズキンと痛みが脈を打つようなリズムで襲ってきて、ひどくなるとガンガンと痛みが続きます。人により発症する回数、時間、期間は異なります。月に1、2回発症する人もいれば週に1、2回の人もいますし、数時間で痛みが引く人、何日も続いてしまう人など症状は様々です。

女性に発症することが多く、女性ホルモンのバランスの乱れが原因と考えられています。動くのもつらい症状が出たり、吐き気や嘔吐などの症状も引き起こしてしまったりする頭痛です。

■ 緊張型頭痛

首筋から後頭部、または頭部全体が締め付けられるように痛みます。痛みが長く続く場合が多く、毎日痛みを感じる人もいます。肩や首にこりを感じたり、めまいやふらつきも起こったりする場合があります。身体を動かすことで症状が軽くなることがある頭痛です。

■ 群発頭痛

頭部片側のみが痛くなる種類の頭痛で、目の奥やその周囲、頭部片側全体などが痛みます。発症する人が少ない種類の頭痛になります。ある一定の期間に集中して発症し、発症期間中はほぼ同じ時刻に発症します。痛みの度合いがひどく、「目をえぐられるような痛み」と表現されたりします。原因は未だに不明ですが、飲酒やタバコなどが発症の誘因となるとされています。