多くの人が「肩こり」で悩んでいます。肩こりの原因を知り、正しい肩こり治療やリハビリ、予防をしましょう。こちらでは、つらい肩こりの原因についてご紹介いたします。

長時間同じ姿勢のまま作業を行う仕事で、肩こりで悩む人が多いのは、筋肉の疲労による肩こりを起こしやすいためです。同じ姿勢をとっていると筋肉が酸素不足になってしまい、筋肉を硬くする物質が発生してしまいます。筋肉が硬くなると、だるさやこりを感じるようになってしまいます。また、同じ筋肉ばかり使うことでも筋肉疲労が起き、だるさやこりを感じることがあります。

血液は、身体中に酸素や栄養を運びます。そのため、血行が悪いとその働きも十分ではなくなり、筋肉に酸素が行き渡らなくなってしまいます。それによって筋肉が硬くなると血管が圧迫されて、よけいに血行が悪くなって悪循環になってしまいます。マッサージや入浴をして身体を温めるとこりがほぐれた感じになるのは、血行を良くして血の巡りを良くしているためです。

末梢神経とは、脳や脊髄以外の全身に張りめぐらされた神経のことを言います。マッサージをしても楽にならない痛みの場合、硬くなった筋肉などで傷ついた末梢神経が脳に伝えている痛みの可能性があります。

肩こりを意識しはじめたら慢性的な肩こりになってしまったという人も少なくありません。肩こりを知らないうちはその痛みがどのようなものかわかりません。肩が痛くてもストレッチなどで痛みがなくなっていた人が、人に肩を触られて「こっているね」と言われたことにより「これが肩こりか」と認識してしまうと、肩こりを感じるようになってしまうことがあるようです。

人は緊張した時、身体をこわばらせます。寒い時なども身体に力が入りこわばってしまう時があるでしょう。そのような時に筋肉が硬くなってしまうと、肩こりの原因となります。